タイトル:JSCE2020防災プロジェクト:来たるべき国難災害を考える
日時:2022年9月13日(火)10:00~12:00
主題:JSCE2020防災プロジェクトでは、国難災害になりうる首都直下地震や南海トラフ巨大地震による災害と激甚化する複合自然災害から、生命と財産、生活環境と社会機能、そして国土を護り維持すると共に、国の不測事態を回避する実現可能な方策の提案を目的としている。これを達成するために、上述の複合・巨大災害の時系列・空間的な全体像を、他学会や官を含んだ多分野のメンバーで多視点(立場、専門、職業別)から描くとともに、対策が不十分な課題の抽出と分野間に存在するギャップや盲点を炙り出す。本討論会では、昨年度に引き続き、国難災害の発生過程や各分野等への社会的な影響を明らかにし、今後必要な対策について議論する。
プログラム:
第1部:各分野ワークショップの報告~各分野における最悪の事態と回避するための対策は?~
1) 大規模停電
2) 通信・保健医療
3) 水道
4) 廃棄物
第2部:パネルディスカッション~国難的災害を回避するために必要な対策は?~
【テーマ】
a) 国難災害において広域的な応援体制は成り立つだろうか?
b) 現状の防災対策の延長線上に国難災害対策における解はあるのか?
c) 従来の視点やマインド、前提を変えた新たな対策としては、どんなものが考えられるか?
d) 国難災害の発生後だからこそ取り組める課題解決策にはどのようなものがあるだろうか?
座長:目黒 公郎(東京大学生産技術研究所、土木学会地震工学委員会委員長、JSCE2020-2024防災プロジェクト・リーダー)
話題提供者・パネリスト(敬称略・順不同):
朱牟田 善治(神奈川大学)
當麻 純一(地震予知総合研究振興会)
神原 咲子(神戸市看護大学)
香西 裕介(NTT東日本)
宮島 昌克(金沢大学 名誉教授)
平山 修久(名古屋大学)
秦 康範(山梨大学)
大原 美保(土木研究所)
庄司 学(筑波大学)
村尾 修(東北大学)